2017年01月05日

第30回日本エイズ学会に参加して

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2016年11月24日~26日、鹿児島県で第30回日本エイズ学会学術集会が開催されました。日本エイズ学会は、エイズとHIVに関する諸問題の研究の促進、会員相互の交流および知識の普及と啓発をはかることを目的としています。学術集会が年1回開催されており、今年のテーマは「エイズ学の過去、現在、そして未来」でした。このテーマは、「30年を1つの節目として、わが国におけるエイズ学の過去から現在に至るまでの足跡を総括し、それを基に、今後エイズ学が何を目指し、どのように発展していくのかを考えるきっかけにしたい」という思いから決められたそうです。
私自身は、エイズ学会への参加は今回で5回目となりました。エイズ学会では、市民公開講座・特別講演・シンポジウム、一般演題としてHIVに関連する研究や取り組みの発表・症例報告が行われています。発表者は、医師・薬剤師・看護師・医療ソーシャルワーカー・心理士など病院でサポートしている職種だけでなく、地域のケアマネージャー・保健師・訪問看護師、HIV陽性者やNGO団体のスタッフ、HIVに関連する企業など様々です。何らかの形でHIVに関わっている異なる立場・価値観の人が、お互い尊重し合いながら、活発な質疑応答や意見交換を行っているところがエイズ学会の魅力だと感じています。エイズ学会は私にとって、最新の治療やHIV/AIDSの動向について知る機会であると同時に、HIVに関わる人たちと地域を越えて交流する機会でもあり、毎年楽しく参加しています。また、エイズ学会ではHIV陽性者も積極的に知識を深めたり発言したりすることで医療に参加していこうと、スカラシップ制度も導入されています。「患者中心の医療」の実質的展開として、とても良い制度だと思います。
第31回日本エイズ学会は、東京で開催されるそうです。一度参加してみませんか。

 

 エイズ看護プロジェクト 中本 弘香