Archive for 2017

HIVサポートリーダー養成研修に参加して

2017.09.19

6月に大阪府看護協会主催のHIVサポートリーダー養成研修に参加させていただきました。

内容は近畿・大阪の感染の現状、最新治療、コンドーム達人講座など、講師の先生方によりユーモアも交えながらで、関心を高めながら参加することができました。ピアサポートなどHIV陽性患者様への支援活動、また感染予防のために高校生などを対象とした出前講義など地域に向けた普及活動が積極的に行われていることを初めて知り、改めてHIVの感染予防の重要性を認識することができました。性の多様性や薬害エイズ等を講義で詳しく学び、患者様の思いも知ることができました。患者様の立場になって考えることが大切であり、プライバシーに配慮しつつも、支援のために必要な情報はコミュニケーションの中でしっかりととっていく必要があることを学びました。

今回の研修の参加者は私のように感染症内科病棟勤務の看護師から訪問看護師、保健師の方たちと様々で、年齢層も新人さんからベテランさんまで幅広くおられ、お互いに刺激をもらうこともできました。今回の学びを病棟スタッフへ伝達し知識普及できるよう頑張ります。次回は10月に開催されるのでみなさんにも是非参加していただきたいです。

 

6/1~6/7 HIV検査普及週間

2017.07.05

6月1日から7日がHIV検査普及週間でした。この取り組みは、HIVの検査・相談体制に係る情報提供及び啓発を行い、HIV検査の浸透・普及を図ることを目的としています。

日本では現在もなお、診断時に既にAIDSを発症している方が3割おられます。この数値は、先進国の中では高い値です。そのため、HIV検査の浸透・普及を図りHIV感染症の早期発見・早期治療につなげ、エイズ発症を抑えることを目的に平成18年から続けられています。

HIV検査普及週間には、全国各地でHIV検査・相談体制の情報提供や、普及啓発につながる様々な活動が行われています。

大阪医療センター1階の掲示コーナーにも、検査普及を啓発する掲示を行いました。HIVの感染経路とそれを遮断するためのセーファーセックスの重要性、HIV感染症は定期的に通院し内服を続けることでコントロールできること、血液検査は保健所や抗体検査場で無料・匿名で受けられること等をわかりやすく掲示しました。また、HIVに係る様々な資料、検査場のリスト及び予防に必要なコンドーム等を設置しました。多くの方が足を止めて興味深く掲示を見て下さっていました。

 

 

レッドリボンを頭に巻いた女の子は「アイやん」で、大阪の若者の間で広がるHIV感染を「なんとかせなアカンやん!」と奮闘しています。そしてアイやんを支える情報屋さんがレッドリボンマークの服を着た「なうっち」です。どちらも可愛く大阪を代表するゆるキャラです。

看護の日

2017.05.22

今回は附属の看護学校の「看護の日」のイベントに参加させていただきました。「看護の日」とは、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで5/12に制定され、看護に触れ合う機会として全国でイベントが行われています。今年のテーマは「災害」であり、HIV/AIDSの基礎知識+災害時の対応法について、実際の熊本地震ではどのようにしていたのか・当院での患者指導について、そして感染予防の方法について話をさせていただきました。

看護学生やそのご家族、そして看護学校に入学を考えている高校生を対象に、どのような話し方をすれば興味を持ってくれるのか、より記憶に残るのか、友人や家族など周りの人にレッドリボン活動を広げてくれるのかを考えながら行いました。そして実験を交えて感染予防の大切さについて伝えることができたように思います。

6/1~6/7はHIV検査普及週間となっています。この期間に合わせて街中でもイベントがたくさん実施されます。

皆さんも一緒にレッドリボン活動を広めていきましょう。

 

スライドにて説明を行っている場面です。

たくさんの学生さんたちと交流させていただきました。

実験の様子です。

はじめは透明だった液体が、他の人の液体と混ざるなかで、色が変化します。

感染拡大について視覚的に見えるようにした実験となっています。

 

HIV勉強会係 池添

ゆるキャラ紹介 社会貢献キャラ「秘忍者 ジミーハットリ」

2017.02.03

今回は、性のことを敬遠しがちな日本の中で、

社会貢献のために活動している「ゆるキャラ」について紹介していきたいと思います。

それがなんとこの子です。その名も「秘忍者 ジミーハットリ」

見た目からも分かるように、コンドームがモチーフとなっています。

ジミー・ハットリ1

 

英語でコンドームを意味する「ジミーハット」から名前がつけられ、

世界エイズデーである12月1日に生まれたという設定です。

去年のゆるキャラグランプリでは総合698位。

東海地方を中心にまわっており、学会やイベント、街頭でのチラシ配りなどで

AIDS・性感染症の防止、子供や若者たちへの性教育、

望まない妊娠・出産からの児童虐待防止などを呼びかけており、

自らも頭にピンク色のコンドームをかぶり啓発活動を行っています。

ジミー・ハットリ2修正

見た目にインパクトがあり、街で見かけたら思わず「なんだろう?」って興味を持ちますよね。

そこからHIV/AIDSのことや性感染症について知るきっかけになっているのでしょう。

少しでも多くの人が知識を持ち、正しい方法でコンドームを使用し、

HIV/AIDSや性感染症が広がらないよう行動していくことが大切ですね。

私たちもジミーハットに負けないように、当院で情報発信していきたいと思っています

 

エイズ看護プロジェクト 池添 結

第30回日本エイズ学会に参加して

2017.01.05

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2016年11月24日~26日、鹿児島県で第30回日本エイズ学会学術集会が開催されました。日本エイズ学会は、エイズとHIVに関する諸問題の研究の促進、会員相互の交流および知識の普及と啓発をはかることを目的としています。学術集会が年1回開催されており、今年のテーマは「エイズ学の過去、現在、そして未来」でした。このテーマは、「30年を1つの節目として、わが国におけるエイズ学の過去から現在に至るまでの足跡を総括し、それを基に、今後エイズ学が何を目指し、どのように発展していくのかを考えるきっかけにしたい」という思いから決められたそうです。
私自身は、エイズ学会への参加は今回で5回目となりました。エイズ学会では、市民公開講座・特別講演・シンポジウム、一般演題としてHIVに関連する研究や取り組みの発表・症例報告が行われています。発表者は、医師・薬剤師・看護師・医療ソーシャルワーカー・心理士など病院でサポートしている職種だけでなく、地域のケアマネージャー・保健師・訪問看護師、HIV陽性者やNGO団体のスタッフ、HIVに関連する企業など様々です。何らかの形でHIVに関わっている異なる立場・価値観の人が、お互い尊重し合いながら、活発な質疑応答や意見交換を行っているところがエイズ学会の魅力だと感じています。エイズ学会は私にとって、最新の治療やHIV/AIDSの動向について知る機会であると同時に、HIVに関わる人たちと地域を越えて交流する機会でもあり、毎年楽しく参加しています。また、エイズ学会ではHIV陽性者も積極的に知識を深めたり発言したりすることで医療に参加していこうと、スカラシップ制度も導入されています。「患者中心の医療」の実質的展開として、とても良い制度だと思います。
第31回日本エイズ学会は、東京で開催されるそうです。一度参加してみませんか。

 

 エイズ看護プロジェクト 中本 弘香