2016年08月10日

「血友病薬害被害者手帳」について

 平成28年3月で、HIV訴訟の和解から20年を迎える中、血友病患者の方々で当時の血液凝固因子製剤を使用してHIVに感染し、健康被害を被った方々の多くは、医療の進歩によりエイズを発症することなく日常生活を過ごされる一方で、高齢化が進み、抗HIV薬の副作用やC型肝炎等の慢性疾患など新たな身体症状を抱えながら生活されています。

 

 これを踏まえ、厚生労働省では、HIV感染被害者の皆様が、医療、福祉及び介護など各種公的サービスを必要に応じて適切に利用できるよう、和解に基づく恒久的被害者対策や主な公的サービスなどを取りまとめた「血友病薬害被害者手帳」を作成し、配布することにしました。

 

 詳しくは、厚生労働省ホームページ(下記のリンク先)をご覧ください。http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/topics/tp160302-01.html

2016年07月01日

HIV検査普及週間

 私は大阪医療センターに入職して3年目の看護師で、今年度よりHIVプロジェクト活動に参加しています。今年度の私の目標は、病棟看護師に勉強会を通して、HIVの基礎的な知識をつけてもらうとともに、その人のセクシュアリティや社会背景を踏まえて、治療継続に向けて入院中より関わることができるようになってもらうことです。そのためにはHIVの病態・治療法、それ以上にその人自身のことを知り、治療継続のためにどのようなサポートが必要なのかを一緒に考えていくことが大切であると感じています。私自身まだまだ未熟なので、先輩看護師の力を借りながら良い看護ができるように努力していきます。

 病院全体に向けた活動としては、6/1~6/7のHIV検査普及週間中、院内の掲示板にHIV検査普及週間に関する掲示を行いました。今年は、大阪青少年エイズ対策事業のキャラクターである「アイやん」と「なうっち」に、自己紹介とともに掲示板のアピールをしてもらったり、伝えたい要点を3枚のスライドにまとめてわかりやすく、内容が伝わるよう工夫しました。患者さまやその家族の方たち、また病院で働くスタッフの皆さんにも見ていただき、「こんなの作れるなんてすごいね」や「HIVって検査でわかるんやね」などたくさん声をかけていただきました。また掲示板の前には検査を受けられる場所の案内や、HIVのパンフレットなどを置かせていただきました。多くの人が興味深そうに眺めていたり、パンフレットを持って帰る方もおられました。これを機会にHIVについて正しい知識が広まり、HIV検査を受けてみようと思った人が一人でも多く、実際に行動してもらえたら嬉しいです。今後もHIVについてわかりやすい情報発信ができるよう頑張りたいです。

エイズ看護プロジェクト
池添 結

HIV普及週間

2016年06月14日

看護の日イベント2016

5月7日に大阪医療センター附属看護学校で行われた看護の日イベントに、エイズ看護プロジェクトからHIV/AIDSの知識の普及と性感染を含む予防の啓発活動に行ってきました!

 
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HIV/AIDSの疾患や治療、感染の動向についての最新情報などパネルの展示と解説を行いました。参加者の方は、高校生から年配の方まで幅広い世代の方の参加があり、パネルの前に足を止めて話を聞きいてくださいました。お話しを聞いていただいた方の中には、すでにHIV/AIDSについて知識を持っている方もおられましたが、最新情報などさらに興味を持ってもらえる機会となりました。

 
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また、性感染症が拡大していく様子を体験する実験では、グループで1人だけに水道水と透明薬液が混じったカップを渡し、他の人達には水道水だけが入ったカップを渡して、スポイドを使い水の交換してもらいました。一見は同じ透明の液体、どの水に薬液が混じっているのか、目には見えずドキドキ・・・。

水を交換後にそれぞれのカップへ試薬を追加すると、薬液が混じた水道水のカップの水は、色調がピンクに変化し、驚きの声が上がっていました。HIV感染が拡大していく様子を体験することで、検査や予防の大切さを改めて理解をするものとなったとの声が聞かれました。

今後も、皆さんがHIV/AIDSについて興味を持ち、正しい知識を得られるように情報発信していきたいと思います。

文責:エイズ看護プロジェクト 東 政美

2016年02月05日

情報発信グループの活動を通して

 私は今回初めてエイズ看護プロジェクトメンバーとして、情報発信グループで活動をしました。HIV/AIDSの知識普及や予防啓発のために7月の検査普及週間や12月の世界エイズデーには1階の展示スペースで少しでもわかりやすく、興味を持ってもらえるように工夫をこらして展示を行いました。また、病棟看護師に向けて勉強会を実施し、知識確認のテストを行ったり、各病棟には少しでも興味を持ってもらえるように工夫したレッドリボンニュースを発行したりしました。スタッフからは「勉強会で今まで曖昧だったことがわかるようになった。」や、「展示はかわいかった。」などの声をもらい大変嬉しかったです。

 しかし、同時に知識普及の難しさも感じました。勉強会前後で知識の確認テストを実施しましたが、勉強会後は正解率の上昇がみられるものの強調して説明したものについても全員が認識するには到底及ばない現状がありました。

 本年の活動を通して、情報を発信して相手に受け止めてもらうことの難しさを学んだので、このことを次年度にも活かしてどのようにすればより良い知識の普及につながるかを考えながら活動していきたいと思います。

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エイズ看護プロジェクト  情報発信グループ  今中良子

2015年12月17日

12月1日 世界エイズデー

 12月1日は世界エイズデーでした。世界中でHIV/エイズに対する啓発活動が行われました。
今年のテーマは AIDS IS NOT OVER ~だから、ここから~ であり、大阪では、“大阪エイズウィークス2015”など多数のイベントや積極的な検査への啓蒙活動も行われていました。

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 当院でも1階ロビーの薬局横の掲示板にも世界エイズデーに関する事の掲示を行いました。
少しでも多くの方にHIV/AIDSの正しい知識や情報を知っていただきたい思いで作成しました。HIV/AIDSの知識の掲示や、大阪でのイベント案内や検査開場の案内パンフレット、各団体のパンフレットやコンドーム等、ご自由に取って下さるように設置しました。季節柄クリスマスも近く、掲示のイラストにもクリスマスツリーを加えました。HIV/AIDSに関する事をご理解いただいた方には、このクリスマスツリーにレッドリボンの飾りを貼っていただくようにしました。
 掲示し始めは、どのぐらいのレッドリボンがツリーに飾られるのかどきどきしていましたが、掲示終了頃には、ツリーの緑が隠れるくらいレッドリボンが飾られたクリスマスツリーとなり、そのツリーに寄せられた理解や協力を目で見て実感することができ、あたたかい気持ちになりました。どんな些細なことでも理解や協力は愛があるからできることなのだと思うので、この素敵なツリーをいつまでも眺めていたい気持ちになりました。
 私は手術室に勤務しておりプロジェクトメンバーとして活動しています。専門病棟や関連病棟のスタッフの知識の豊富さに初めはびっくりしたのを覚えています。プロジェクトに参加するようになって、プロジェクト活動を通じてやHIV/AIDS看護関連のセミナーに参加して学んだことを病棟スタッフとも共有し、病棟全体がレベルアップできるように関わっています。そして患者様一人ひとりが安心して手術を受けられるように準備を行うことや、その方にあった最善の看護が行えるよう考えプランを立て関わることに努めています。これからも最善を尽くし愛のある関わりに努めていきたいと思っています。

エイズ看護プロジェクト  情報発信グループ  田中美智子

2015年11月27日

院内でのリンクナースの取り組み

 みなさま朝晩は冷え込むようになってきましたが体調は崩していませんでしょうか?

私はHIV/AIDSの専門病棟で毎日様々な患者さんと関わっています。HIV/AIDSと診断・告知を受けたくさんの患者さんはAIDSとはどんな病気なのか、今後どのように治療していくのか様々な不安・疑問を抱えています。そんな不安・疑問が少しでも軽減できるように入院中から病気・治療について基本的な部分を説明しています。

また、今年度から初めてエイズ看護プロジェクトに参加し、プロジェクトの中でも院内研修を担当しています。今回は院内研修グループの活動について紹介したいと思います。

活動目標として、1)エイズ看護プロジェクトリンクナースがブロック拠点病院の役割を理解し、HIV感染症の基礎知識を身につけ、院内看護師の教育ができる 2)HIV患者の入院時にHIV/AIDS疾患別標準看護計画を立案することができる、をあげています。

ブロック拠点病院として看護師が同じ知識を習得できるよう、リンクナース会で病棟勉強会のデモンストレーションを行ったのちに、同じ資料を用いて院内の全看護師に勉強会を実施しました。6月には医師より「HIV基礎知識」、コーディネーター看護師より「HIV陽性患者について知ろう」についての講義の企画・運営を行いました。今後、11・12月には医師から「ニューモシスチス肺炎、結核、血友病、性感染症、HIV脳症、サイトメガロウイルス」についての勉強会も予定しています。また、各病棟でHIV/AIDS看護の標準看護計画や看護基準が使用できているか今後ラウンドも計画しているところです。

 

ブログ

 

医療者から患者さんへ説明をしているだけでなく、私も患者さんと関わる中でたくさんの事を学ぶことがたくさんあります。昨年は当院で行っているHIV/AIDS看護師研修初心者コースに参加し、今年度は応用コースにも参加しました。今後も研修や勉強会に参加し知識を身につけ、よりよい看護が提供できるよう、また病院全看護師がHIV/AIDSの知識が習得できるように活動を行って行きたいと思います。

 

文責:エイズ看護プロジェクト

福山絵理

2015年10月19日

HIV/AIDS看護師研修(初心者コース)

研修

 

 

先日9月7日・8日に、大阪医療センター主催のHIV/AIDS初心者コース研修を開催しました。この研修は、基礎的な知識を学習する機会であるとともに、日本エイズ学会認定看護師の学会指定の研修会となっています。エイズ看護の経験が少ない方やコーディネーターナースを目指す方など外部より29名と当院看護師5名の参加でした。

 

私たち、HIV/AIDS看護師研修の講義を聴講しました。講義の中でもありましたがHIV/AIDS患者は今後増加していくと考えられます。そのために、全てのスタッフが同じレベルの知識を持って看護を実施できるようにする必要があると感じました。また、HIV/AIDS患者の看護の中で、患者の言葉には様々な感情があり傾聴して患者の気持ちにより添うこと、そして今後のことを一緒に考えることの大切さを学びました。研修会終了時にアンケートでは、「HIVの基礎知識を学びその上で実際の体験談を聞くことで自分の看護を振り返ることができた」、「他職種が連携を図っておりチーム医療の大切さが理解できた」などたくさんの貴重な意見や感想をいただきました。

 

次回は11月にHIV/AIDS応用者コース研修開催を予定しています。この研修では、講義だけでなく参加者同士で患者さんとの関わり方についてのグルーブワークを行う予定です。コーディネーターナースなど実際に患者さんと関わっている医療者や講義参加者の方々が、研修での学びを他のスタッフへ伝達して、HIV/AIDSの患者さんの看護の知識を深まることを願います。

 

              文責  エイズ看護プロジェクト 院外研修グループ

2015年09月25日

9月5日はフレディー・マーキュリーの誕生日

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私はHIV・AIDS看護に携わって、7年目になります。その中でHIV・AIDSの予防活動の必要性や偏見をなくしていきたいという思いを感じていました。そのため、世界でどのような活動が行われているかについて興味を持ち調べてみました。

今回は12月1日の世界エイズデー以外にも、9月に毎年世界中で行われている活動があったので紹介したいと思います。

9月5日はイギリスのロックバンドQUEENのボーカリスト故フレディー・マーキュリーの誕生日です。彼は1991年11月24日にニューモチスチス肺炎で45歳という若さで亡くなりました。

死後、QUEENで最も売れた「ボヘミアン・ラブソディ」の印税がイギリスを拠点に活動しているエイズ基金「Terrence Higgins Trust」に寄付されました。それを受けて再発売されたシングルはイギリス史上初の同一曲2度の1位を獲得しました。

今年も世界中でフレディー・マーキュリーの名を冠したエイズ撲滅チャリティーイベント「Freddie for A Day」が彼の誕生日にあわせて日本でも6ヶ所で行われました。これらはQUEENメンバーらが立ち上げたエイズ撲滅のための慈善団体「Mercury Phoenix Trust」に寄付されるそうです。

私はこの曲を初めて聴いたとき、曲調が短調からオペラ調への変化などに驚かされ、歌詞には葛藤や批判、そして死が迫り、神へ祈る。彼が何を思って書いたのかを考えさせられました。

これらのイベントを通して少しでも多くの方に、HIV・AIDSに対する正しい知識を持っていただけたらと思いました。また、私自身このようなイベントに参加したことがないため、今後参加してみたいと思います。

 

                                                                             文責:エイズ看護プロジェクト

福田 愛香

2015年08月01日

HIV/AIDS訪問看護師研修

 私は、当センターでエイズ看護プロジェクトのメンバーとして活動しています。また勤務している消化器内科病棟では、肝炎やHIV感染症を既往にもつ患者の入院が多くあります。そのため、病棟看護師が同じレベルの知識を持ち、看護を実施できるようにする必要があると感じています。

 先日7月18日、大阪医療センター主催のHIV/AIDS訪問看護師研修を開催しました。台風の影響もあり今回は、京都府の訪問看護師1名と当院看護師17名の参加となりました。この研修は医師、ソーシャル・ワーカー、看護師、訪問看護師より基礎的な知識から在宅の支援状況を含め、幅広く基礎的な知識に関する内容でした。訪問看護師からは、事例を用いて受け入れ時の心情から導入時、導入後のケアの検討方法など具体的に生活をイメージしやすい講義でした。研修終了後のアンケートでは、退院後の在宅の支援状況を理解でき、今後の在宅支援のイメージをつけることができたとの意見があり、HIV看護の基本的なことから在宅看護までを理解できたとの意見が多くありました。

ブログ写真8月

 今後のHIV/AIDSに関する研修として、9月/11月にHIV/AIDS看護師研修 初心者コース/応用者コースがあります。多くのご参加お待ちしています。

 参加者の方々が、研修での学びを他のスタッフへ伝達して、HIV/AIDSの患者さんの看護の知識を深まることを願います。今後、プロジェクトメンバーの一員として、HIV/AIDSの基礎知識の普及や予防活動を行っていきたいと思います。

文責 エイズ看護プロジェクト

看護師 金子友香

2015年07月01日

「検査普及週間」

エイズ看護プロジェクトでは、今年も6/1~6/7のHIV検査普及週間中、院内でHIV検査や予防啓発に関する掲示を行いました。

少しでも多くの方に立ち止まって見ていただけるよう、内容や飾りつけを工夫しました。準備中から、スタッフや患者さんに「今度は何ができるんや? 楽しみやわ。」と声をかけていただき、掲示期間中もパンフレットを持ち帰ってもらう姿を見ると嬉しい限りでした。

これを機会に1人でも多くの方がHIVに興味を持ち、予防啓発につながれば良いなと思います。

 

検査普及

 

 

文責:HIVプロジェクト 大久保なつみ